【2月29日 AFP】ウマル・ヤラドゥア(Umaru Yar’Adua)ナイジェリア大統領は28日、中国を訪問し、北京(Beijing)で胡錦濤(Hu Jintao)国家主席と会談した。ナイジェリアは石油や天然ガスの有力な産出国で、両国はエネルギー分野での協力関係を強化していきたい構えだ。

 ヤラドゥア大統領の4日間の訪問中、エネルギー関連協定の調印も予定されており、両国間の貿易関係に弾みをつけることが期待されている。ナイジェリアと中国間の貿易規模は、2003-2006年の3年間で3倍になっている。

 胡主席は、ヤラドゥア大統領に対し「今回の訪問で、両国間でのさまざまな分野における実用的な協力関係が促進され、これまでにないレベルでの戦略的協力関係を結ぶことができると確信している」と語った。

 中国中央テレビ(China Central Television)によると、胡主席は会談中、両国間の政治的関係の強化を提案するとともに、経済・貿易関係、特にエネルギー分野での関係強化を強調したという。(c)AFP/Dan Martin