【2月28日 AFP】米大統領選の民主党候補の座を争うバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員はイスラエルへの脅威だとする声明を、テネシー(Tennessee)州共和党が発表していたことが分かった。

「反ユダヤ主義者オバマ氏」と題されたこの声明は25日に発表され、27日に政治関連のブログに掲載された。声明にはオバマ氏が信頼できない証拠とされた、ソマリアの民族衣装姿の同氏の写真が添えられ、オバマ氏のミドルネーム「フセイン」が強調されていた。

 テネシー州共和党の広報ビル・ホッブズ(Bill Hobbs)氏は「オバマ氏の経歴および顧問の選択からはイスラエルに友好的だとは感じられない」と指摘。「むしろイスラエル支持者はオバマ政権に非常に注意する必要がある。米国の同盟国は反ユダヤの左派に狙われているからだ」と述べた。

 共和党の最有力候補ジョン・マケイン(John McCain)上院議員の選挙事務所はいまのところコメントしていない。(c)AFP