【11月26日 AFP】3日間の予定で中国を公式訪問中のニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領は25日、中国側に通貨切り上げと環境改善を促した。

 胡錦濤(Hu Jintao)国家主席との非公式会談を終えたサルコジ大統領は、北京(Beijing)でフランスの財界人を前に演説し、中国が成長するに従って国際社会における同国の責任も大きくなると述べ、イラン核問題など国際問題の解決に向けて、中国はより積極的に役割を担うべきだと主張した。

 非公式の夕食会で交わされた協議内容の詳細については、両国政府とも公表していないが、サルコジ大統領は夕食会後に、今回の訪中の主な目的が中国に通貨切り上げや環境改善、イラン核問題、ミャンマーに関する問題の解決に向けた支援を促すことにあると明らかにしている。(c)AFP/Nadege Puljak