【11月7日 AFP】米国務省のソン・キム(Sung Kim)朝鮮部長は6日、2月の6か国協議の合意に基づき開始された北朝鮮の核施設の無能力化作業について、北朝鮮側も協力的であることを明らかにした。

 寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)の核施設で5日に無能力化作業を開始した9人の専門家チームを率いるキム朝鮮部長は6日、ソウル(Seoul)入りし、当局者に概況を説明した。

 キム朝鮮部長は記者団から「北朝鮮は協力的か」との質問を受けると、「非常に協力的だ」と回答。さらに「非常に幸先の良いスタートを切った。すべての無能力化作業、少なくともこの段階の無能力化作業は、年内に完了するだろう」と語った。

 2006年10月の核実験で使用されたプルトニウムが生産された寧辺の核施設は、無能力化作業が最優先で着手される。キム朝鮮部長は実験用黒鉛減速炉のほか、再処理施設、核燃料加工施設の3施設で無能力化作業が行われていることを明らかにした。(c)AFP/Jun Kwanwoo