【10月15日 AFP】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International )は14日、ミャンマー軍事政権が前週末にかけて民主化運動の活動家6人を逮捕していたことを明らかにした。国連特使のイブラヒム・ガンバリ(Ibrahim Gambari)事務総長特別顧問がミャンマー軍政への圧力強化を視野に入れたアジア歴訪でタイのバンコク(Bangkok)を訪れる最中の発表となった。
 
 英国のロンドンに拠点を置く同団体によると、今回の逮捕は9月の抗議デモ以来継続している武力弾圧の一環。弾圧によってこれまでに少なくも13人が死亡している。

 ミャンマー軍政はヤンゴン(Yangon)市内で民主化運動の活動家らの拘束を継続する一方、先月のデモで発令した夜間外出禁止令を緩和し、インターネット接続も回復させるなど、規制の緩和も行っている。

 ガンバリ特使は14日夜にもバンコクに到着、ミャンマー再訪に備える。その後、マレーシア、インドネシア、インド、中国、日本を歴訪予定。
 
 一方、ミャンマーに対し厳しい姿勢で臨む米国は、ガンバリ特使によるミャンマー再訪の早期実施を促している。(c)AFP/Charlie McDonald-Gibson