【10月9日 AFP】南オセチア州の分離独立派に対抗するため、グルジア共和国がいま注目している新兵器がある――ディスコだ。

 グルジア当局は1970年代に「怪僧ラスプーチン(Rasputin)」や「ダディ・クール (Daddy Cool)」などのヒットを飛ばした伝説のディスコバンド、ボニーM(Boney M)のコンサートを、南オセチア州の州都ツヒンバリ(Tskhinvali)の端にあるグルジア管理下の小村Tamarasheniで開催すると発表した。南オセチア州の分離独立派の説得を図る一策として企画し、グルジア当局の管理下で、より平和でファンキーな生活と繁栄を目指す。

「伝えたいのは、我々が戦争や暴力や過激主義には反対だということ。問題の平和的な解決を目指し、みなが歌を歌えるような平和な暮らしを取り戻したい」と、南オセチア州親グルジア政権のトップDmitry Sanakoyev氏は語る。

 コンサートは南オセチア州グルジア管理区域の再建事業の一環として新築されたTamarasheniのコンサートホールで2008年に行われる。(c)AFP