【10月5日 AFP】ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さんは、軍事政権トップによる会談の申し出について前向きに検討する方針だという。スー・チーさんが書記長を務める国民民主連盟(National League for DemocracyNLD)が5日、明らかにした。

 タン・シュエ(Than Shwe)国家平和発展評議会(SPDC)議長は4日夜、国営放送を通じ、スー・チーさんが軍事政権に対する制裁への支持を取り下げることを条件にスー・チーさんと対話すると表明していた。

 NLD広報官は、スー・チーさんがこの申し出を「肯定的に」とらえたとし、「決定権は書記長にある」と述べた。

 一方、国連(UN)特使のイブラヒム・ガンバリ(Ibrahim Gambari)事務総長特別顧問は今週、4日間にわたりミャンマーを訪問し、軍事政権首脳との会談とスー・チーさんと面会を果たしている。結果については追って国連安全保障理事会(UN Security Council)で報告することになっている。(c)AFP