【9月29日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ（George W. Bush）米大統領とゴードン・ブラウン（Gordon Brown）英首相は28日、ミャンマーの軍事政権に対し、反軍政デモに対する武力鎮圧の中止をあらためて呼び掛けた。

　米ホワイトハウス（White House）のスコット・スタンゼル（Scott Stanzel）報道官によると、テレビ会談を行った両首脳は、ミャンマーの軍事政権は暴力を自制し、平和的に民主主義へ移行する必要があるとの見解で一致。国際社会としてミャンマー軍事政権を注視し続ける必要性などについて意見を交わした。また両首脳は、今週末に予定されている国連（United Nations、UN）特使イブラヒム・ガンバリ（Ibrahim Gambari）国連事務総長特別顧問のミャンマー訪問の重要性を強調した。

　ミャンマーでは28日、最大都市ヤンゴン（Yangon）の反軍政デモを鎮圧するため、治安部隊が威嚇射撃と警棒の使用を再度行った。連日続くデモは過去20年間で最大規模となっており、取り締まり開始以来少なくとも13人が死亡している。(c)AFP