2007年8月30日、トルコの首都アンカラ(Ankara)で第85回戦勝記念式典に出席した(左から)ヤシャル・ ブユックアヌトゥ(Yasar Buyukanit)参謀総長、アブドラ・ギュル(Abdullah Gul)大統領、レジェップ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相。(c)AFP/ADEM ALTAN
【8月31日 AFP】トルコのアブドラ・ギュル(Abdullah Gul)大統領は30日、首都アンカラ(Ankara)で開催された第85回戦勝記念日を祝う軍事式典に出席した。一方、イスラム教徒でヘッドスカーフを着用しているハイルニサ(Hayrunnisa)大統領夫人は式典に招待されなかった。
世俗主義強硬派の軍部が、ハイルニサ夫人のスカーフ着用をイスラム主義政治の象徴と見なし、大統領夫人を式典に招待しなかった。同様にイスラム教徒のスカーフを着用しているエルドアン首相夫人も式典を欠席した。
2002年の総選挙で公正発展党(Development Party、AKP)が勝利しイスラム系政党による単独政権が発足して以来、軍はスカーフを着用した政府高官夫人の式典招待を拒否してきた。しかし、大統領夫人が出席拒否の対象となったのは初めて。
式典でギュル大統領は、レジェップ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相とヤシャル・ ブユックアヌトゥ(Yasar Buyukanit)参謀総長の間に座ったが、3人が言葉を交わすことはほとんどなかった。
トルコの大統領は軍の最高司令官を兼任する。しかし、ギュル大統領が選出されて以来、軍は同大統領に対し伝統的な敬礼を何度も怠っており、反大統領派からも批判が起こるほどだ。
ギュル大統領は28日のやり直し選挙で、世俗主義を掲げるトルコ共和国初のイスラム政党出身の大統領に選出されたばかり。(c)AFP/Sibel Utku Bila
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