【8月30日 AFP】(一部更新)中国政府報道官は30日、金人慶(Jin Renqing)財政相(63)が辞任したことを明らかにした。

 国務院の高官は、金財政相の辞任は「個人的な理由」によるものと説明、辞表は中央政府に受理されたと語った。また、金財政相は、政府系シンクタンクである国務院発展研究センター(State Council’s Development Research Centre)の副主任に転出するという。このポストは閣僚級のポストに当たる。

 一方、国営新華社(Xinhua)通信は、金財政相は女性スキャンダルへの関与と、経済政策上の失政から解任されたと報じている。  

 同通信によると、後任に謝旭人(Xie Xuren)国家税務総局長(59)を充てる人事が胡主席に承認された。

 中国政府は、5年に1回開催される共産党大会(Communist Party Congress)を10月に控え、胡錦濤(Hu Jintao)国家主席の指示で、政治腐敗の一掃作戦を展開している。(c)AFP