【6月26日 AFP】25日に開催された中東4者協議で、エジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領が、対立するパレスチナの2つの勢力による話し合いの再開を求めたことを受け、パレスチナのマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長から解任されたハマス(Hamas)のイスマイル・ハニヤ(Ismail Haniya)前首相は、ファタハ(Fatah)との話し合いに前向きな姿勢を明らかにした。

 中東4者協議は、エジプトにある紅海のリゾート地、シャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)で、アッバス議長とムバラク大統領に、エフド・オルメルト(Ehud Olmert)イスラエル首相、アブドラ・ビン・フセイン(Abdullah bin Hussein)ヨルダン国王を加えて行われた。
 
 「4者協議の話し合いでは、パレスチナの両勢力の対立を解消し、話し合いで統一を実現することの必要性が確認された」と語るムバラク大統領は、「パレスチナのすべての勢力が話し合いを再開し、パレスチナ人とその大義のための共通の立場を確認することが緊急に要請されている」と訴えた。(c)AFP