【6月25日 AFP】陸上、2012年ロンドン五輪の代表選考会を兼ねた全米選手権(USA Outdoor Track & Field Championships)は24日、米オレゴン(Oregon)州ユージーン(Eugene)で行われ、女子400メートルではサンヤ・リチャーズ・ロス(Sanya Richards-Ross)が、男子400メートルではラショーン・メリット(LaShawn Merritt)がそれぞれ今季世界最高記録を更新して優勝した。

 ロンドン五輪で女子200メートルと400メートルの2冠を狙うリチャーズ・ロスは、自身の今季最高記録を0秒11更新する49.28秒で優勝し、五輪出場を決めて金メダル獲得へ弾みをつけた。

 北京五輪では49.93秒で銅メダルに輝いているリチャーズ・ロスは「これまで人生の中で今が最高の状態だわ。肉体的にも精神的にも北京五輪の時より確実に良いと言える。とても成長したの」と、ロンドンでは良い結果が期待できると語った。

 一方、ドーピング違反で1年9か月の出場停止を科されていたものの、ロンドン五輪への出場は認められたメリットは、自身が持つ今季最高記録を0秒07更新する44.12秒で優勝を果たし、五輪出場権を確保した。(c)AFP/Jim Slater