【7月6日 AFP】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は6日、75歳の誕生日を迎えた。中国支配に対してチベット人が民族蜂起した1959年に以降、ダライ・ラマが亡命生活を送るインド北部ダラムサラ(Dharamsala)のほか、世界各地で誕生日を祝う行事が計画されている。

 長年におよぶ亡命生活にも関わらず、いたって健康なダライ・ラマは、ダラムサラのマクロード・ガンジ(McLeod Ganj)にある寺院で説教を行ったあと、誕生日を祝いに訪れた信奉者5000人を祝福する予定だ。

 また、北米や欧州、オーストラリアなどのチベット人コミュニティーでも、チベット舞踊や音楽など誕生日の祭典が計画されているほか、インターネット上でもチベット活動家らがダライ・ラマに寄せた誕生日メッセージを募っている。(c)AFP/Adam Plowright