【12月26日 AFP】バチカンのサンピエトロ(St. Peter's)大聖堂で、ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI、82)がクリスマスイブのミサ直前に、参列者の女性に飛びかかられ転倒した件をについてバチカン当局は25日、この女性を許すと発表した。

 バチカン広報によると、警備を振り切って法王に接近した女性はスザンナ・マイオロ(Susanna Maiolo)さん(25)で、治療のために入院しているという。

 法王にけがはなかったが、フランス人枢機卿(87)が足を骨折して病院に運ばれた。イタリア紙レプブリカ(Republica)によると、この女性は前年のクリスマスイブにも同じ行動を試みていた。医師たちに法王を傷つけるつもりはなかったと話しているという。(c)AFP/Gina Doggett