【5月14日 AFP】ローマ法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)は13日、キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のベツレヘム(Bethlehem)を初めて訪問し、野外ミサで「法王庁(バチカン)は、パレスチナ人が国際的に定められた境界の中で、パレスチナの父祖の地に、隣人と安全かつ平和的に暮らす主権ある国を持つ権利を支持する」と明言した。

 また、パレスチナの若者らに向けて、「目撃した人の死や破壊行為を恨みや敵意につなげるのではなく、暴力やテロに訴えたい誘惑に立ち向かう勇気を持ち、経験したことによって平和を構築する決意を新たにしてほしい」と呼びかけ、イスラエルによるガザ地区(Gaza Strip)封鎖の早期解除を訴えた。(c)AFP/Djallal Malti