【12月19日 AFP】バチカン市国で17日、ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)が6歳のイタリア人少女の列福を承認したことが明らかになった。実現すれば、幼少期に死亡して殉教者となった者たちを除くと最も若い列福者となる。

 法王に列福を認められたのは、ローマ(Rome)生まれのアントニエッタ・メオ(Antonietta Meo)ちゃん。ローマ法王庁の声明によれば、ネノリーナ(Nennolina)の愛称で知られるアントニエッタちゃんは、5歳半のときに骨肉腫のため片脚を切断する手術を受け、1937年に亡くなった。

 ガンに侵されていたにもかかわらず「元気に明るく」暮らし、イエス・キリストや聖母マリア、精霊にあてて「100通を超える手紙」を記し、「イエスと超常的な一体感を感じながら」短い命を終えたとされる。

 バチカン放送局(Vatican Radio)の報道では、アントニエッタちゃんは「幼いイエス」にあて、「幼きイエス様。聖人で善人のイエス様。どうかあなたのお恵みで、わたしの脚を元通りにしてください。元通りにすることをお望みでないのなら、わたしはこのままでかまいません」と書いたという。

 ベネディクト16世が、列福への第一歩である「英雄的な徳」がアントニエッタちゃんに備わっていると認め、7人の聖職者もこれを認めた。

 アントニエッタちゃんのほかにも、イタリア人3人、フランス人1人、レバノン人1人、ポーランド人1人の列福が承認されたという。(c)AFP