【3月7日 AFP】1980年から30年以上にわたり行方不明となっていたウズベキスタン出身の旧ソ連兵が、アフガニスタン西部で発見された。ロシア通信(RIA Novosti)が伝えた。

 バフレディン・ハキモフ(Bakhretdin Khakimov)さんを発見した退役軍人支援団体によると、ハキモフさんは1980年9月にアフガニスタンのへラート(Herat)州で従軍中に負傷し、それ以来、同州で暮らしていたという。

 同団体は3回にわたってハキモフさんとの接触を試みたがかなわず、2月23日にようやく会うことができたという。ウズベキスタン・サマルカンド(Samarkand)出身のハキモフさんは、現在は「シェイク・アブドゥラ(Sheikh Abdullah)」と名乗っている。

 同団体によるとハキモフさんには妻がいたが、既に他界している。ハキモフさんは身分証などは所持しておらず、ロシア語は理解はできるがほとんど話せないという。

 ロシア通信によると、264人の旧ソ連兵が今なおアフガニスタンで行方不明になっている。ハキモフさんを見つけた退役軍人支援団体は、全員を捜し当てるべく努力を続けるという。(c)AFP