【12月4日 AFP】英王室は3日、ウィリアム王子(Prince William、30)の妻キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge、30)が第1子を妊娠したと発表した。誕生すれば、2011年に合意された王位継承法の改正に伴い、性別に関係なくチャールズ皇太子(Prince Charles)、ウィリアム王子に次ぎ、王位継承順位3位になる見通し。

 王室は、ミドルトン(Middleton)一家と同様に、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)をはじめとする英王室が懐妊を「喜んでいる」と述べた。ウィリアム王子とキャサリン妃は昨年4月に結婚した。王室は、王子夫妻が妊娠に気付いた時期については「最近」と述べるにとどめた。

 王室によると、キャサリン妃は重いつわりのため現在、入院しているという。英通信社プレス・アソシエーション(Press Association)が報じたところでは、キャサリン妃は、伝統的に妊娠を公表するタイミングとなっている妊娠12週をまだ迎えておらず、今回の公表はキャサリン妃の体調に迫られたものだったという。

 王室は「キャサリン妃はひどいつわり(妊娠悪阻)のため、きょう午後、ロンドン(London)市内のキング・エドワード7世病院(King Edward VII Hospital)に入院した」と述べ、「つわりが非常に重く、点滴による栄養と水分の補給が必要な状態」と説明した。 (c)AFP/Danny Kemp