【11月18日 AFP】今月14日に64才の誕生日を迎えた英国のチャールズ皇太子(Prince Charles)は毎朝、用意された7個のゆで卵からひとつだけを選んで食べている――英王室がこの噂を、13日にリニューアルした公式HP上で明確に否定した。

 皇太子公邸クラレンスハウス(Clarence House)が運営するHPによると、「朝食でもその他の食事でも、皇太子はそのようなことはしないし、過去にしたこともない」という。英国放送協会(BBC)の司会者、ジェレミー・パックスマン(Jeremy Paxman)氏が2006年に出版した著書「On Monarchy」で皇太子の朝食についてこう書いたことから、英王室のHPにはこの話の真偽を問う質問が寄せられていた。

 このほか、皇太子が「英国内の歴史的建造物が高層ビルによって破壊されている」と頻繁に発言していることについてHPは、「皇太子は近代建築を嫌っていない」と断言。「皇太子は、建築物は人間的な規模で、持続可能な形で建設されるべきであり、また周囲の景観を尊重し、様々な用途に耐えるものであるべきだと考えている」と記している。

 3ページにわたる一問一答のコーナーには、皇太子の二酸化炭素排出量削減への取り組みに関する説明もある。皇太子は40年間にわたって環境問題に取り組んでおり、2008年には、愛車のビンテージのアストン・マーティン(Aston Martin)のオープンカーを、バイオエタノール燃料で走る車に改造した。HPによると、「王室は2007~2012年までの間に、温室効果ガス排出量を41%削減した」という。(c)AFP