【10月10日 AFP】米サンディエゴ動物園(San Diego Zoo)で9日、7月29日に生まれたオスのジャイアントパンダの赤ちゃんの定期健診が行われた。  赤ちゃんパンダは頭から尻尾の先までの体長が28センチ、鼻先から尻尾の先までの全長はおよそ53センチにまで育ち、体重は3.3キログラムに増えた。  検診中、赤ちゃんパンダはとてもおとなしく、眠ってしまったように見えた瞬間もあったが、飼育員らによると、乳を飲んだばかりで満腹になっていたのが良かったのだろうという。  獣医師によると、歯肉のすぐ下に歯の感触があった。パンダの歯列は他の肉食動物と良く似ているものの、他のクマと比べて臼歯がより大きくて平らだ。これは、竹を食べるようになり、飲み込む前に歯で良くすりつぶさなければならなくなったパンダの進化的適応と考えられている。パンダの赤ちゃんは1歳ごろまで母乳を主食とし、その後、竹を食べるようになる。  パンダの赤ちゃんと母親のベイユン(Bai Yun)の様子は、ライブカメラ「パンダカム(PandaCam)」(www.sandiegozoo.org/pandacam)でいつでも観ることができる。(c)AFP