【10月10日 AFP】9日に教育改革案を発表したフランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領は、未来の有権者のハートをつかんだかもしれない。

 オランド大統領は、パリ(Paris)のソルボンヌ大学(Sorbonne University)で開かれた公立学校についてのフォーラムで行った演説の中で、家庭で勉強する環境が整っていない子供がいる中で教育の機会均等を促進するため、学校の勉強は学校で済ませるべきだと述べ、宿題は無くすべきだという考えを示した。

 また現在フランスの多くの学校で採用している週4日制を週4.5日制に戻すことへの支持も表明するとともに、落第して進級できずに同じ学年を繰り返す生徒や欠席を減らすこと、教員の質の向上、貧困地域における低年齢児教育の拡充に取り組むことも提案した。

 5月の大統領選で当選した社会党のオランド大統領は、教育問題を5年間の任期中の大きな課題の1つに位置づけている。(c)AFP