【1月18日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で試合結果を予言・的中させて話題となり、前年10月に死んだタコのパウル(Paul)を記念するモニュメントが設けられることになった。パウルが暮らしていたドイツ西部オーバーハウゼン(Oberhausen)の水族館「シーライフ(Sea Life)」が17日、発表した。

 20日に同水族館内に「パウル・コーナー」を開設し、巨大なパウルのモニュメントとともに遺灰を安置するという。モニュメントの高さは1メートル80センチほどで、サッカーボールにパウルが乗ったデザイン。窓からパウルの遺灰を納めた「黄金のつぼ」が見えるという。

 パウルは前年10月26日、水槽で死んでいるのが見つかった。タコの寿命は3年程度とされており、パウルも3歳程度だったとみられている。パウル死去の報に、SNS「フェースブック(Facebook)」のファンページには、パウルの死を悼み多くのメッセージが寄せられた。

 水族館は前年11月3日、後継のタコ、「パウル2世(Paul II)」を公開した。パウル2世はまだ試合の予言はしていないが、2012年にウクライナとポーランドで共催されるサッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)が「パウル2世」の予言デビューとなるのではとの憶測が、早くも広まっている。(c)AFP

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