【1月4日 AFP】スリランカ政府は3日、ミニスカート着用の禁止を検討していることを明らかにした。

 現地の報道によると、政府は公共の場所でのミニスカート着用が違法になるような服装規定を策定するよう委員会に指示したという。報道を受けて文化省高官は、各方面からミニスカートに対する苦情が寄せられているため禁止を検討しているが、最終的に決定したわけではないと語った。

■規制の厳しい保守的な島国

 マヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapaksa)大統領は近年、肌を露出した女性の街頭広告の撤去や、禁酒や禁煙を推進するキャンペーンを行っている。地元紙ラクビマ・ニュース(Lakbima News)は、文化省が「純潔主義の時代」を進むつもりならばミニスカートの違法化もありえると報じた。

 前年、米歌手のエイコン(Akon)がスリランカ公演のための査証(ビザ)発行を拒否されるという騒動もあった。エイコンのプロモーションビデオの1つで、プールサイドで仏像を前にビキニ姿の女性たちが踊る場面があったことに仏教の僧侶たちが反発したのが原因だった。(c)AFP

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