【4月11日 AFP】かつてはまじめで、よく勉強するとされていた日本の高校生だが、今では米中韓の高校生の方がよく勉強していることが、財団法人日本青少年研究所(Japan Youth Research Institute)が8日発表した調査結果で明らかになった。

 前年に日米中韓4か国の調査機関と協力して4か国の高校生約6200人を調査したところ、授業中に居眠りをすると回答した高校生は韓国で32%、米国で21%、中国で5%だったのに対し、日本では約45%に上った。また日本の高校生は試験前に知識を詰め込む傾向があったが、ほかの国では普段から規則正しく勉強する傾向がみられた。

 日本青少年研究所の仙石保(Tamotsu Sengoku)理事長は、日本が比較的豊かで生活水準も高いため、子どもたちが現状に満足し、よく勉強して将来よい生活を送りたいという意欲を失っているのではないか指摘している。(c)AFP