【4月11日 AFP】ドイツ西部ミュールハイム(Muelheim)の住宅内で飼育されていたコブラが逃げ、住人を退去させて消防隊員が大がかりな捜索を行った。3週間に及んだ捜索は8日、ついにコブラの死がいが見つかって一件落着となったが、コブラの飼い主には高額の費用が請求されるという。

 ミュールハイム市の広報担当者は「すべてがハッピーエンドに終わった。もちろんヘビにとっては違うけれど、われわれにとってはね」と語った。

 ドイツ中が注目した騒ぎは3週間前、体長30センチの若いタイコブラが姿をくらましたことで始まった。タイコブラは成長すると1.5メートルにもなる。消防隊員が床板を引きはがして捜索したが、コブラは最終的に消防隊員の設置したわなにかかり、消耗して死んだという。所有者(19)には最高で10万ユーロ(約1300万円)もの費用が請求されることになる。(c)AFP