【4月7日 AFP】北朝鮮の公式ウェブサイト「わが民族同士(Uriminzokkiri)」が7日、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong Il)総書記(68)のトレードマークである作業着風の服装が、総書記の「偉大さのおかげで」世界で流行ファッションになっていると伝えた。

 同サイトは朝鮮労働党機関紙、労働新聞(Rodong Sinmun)の記事を引用し、「公務の際は常に質素なスーツに身を包んでいる偉大な将軍さまの威厳をたたえたイメージは、世界の人々の心に深い印象を残している。将軍さまの偉大な人物像がまことに傑出している証だ」と伝えた。

 さらにこの記事は、総書記の服装についてフランス人のファッション関係者が匿名で語ったコメントとして、次のような発言も掲載している。「金正日モードの驚くほど素早い広がりは、世界のファッション史上例のないものです」

 金総書記はいつも、色はカーキ色か青灰色、筒型の前ジッパーの上着とズボンの上下揃いを着用している。外国の要人を出迎える際などにも同じ服装だ。さらに冬の定番としてこの上から、「現地指導」と称して国内各地を視察する際にはずんぐりとしたフード付き防寒ジャケットをはおり、毛皮の帽子をかぶる。(c)AFP