【2月24日 AFP】ベトナム紙「タンニェン(Thanh Nien)」は23日、南部ホーチミン市(Ho Chi Minh)在住の貧困に苦しむ97歳の男性が、宝くじで76億ドン(約3600万円)を当てたと伝えた。この新たな財産をめぐって、男性の親族らが大騒ぎをしているという。

 男性は、旧正月「テト(Tet)」にもらったお年玉で10万ドン(約500円)分の宝くじを購入し、76億ドンを当てた。ベトナムの1人あたりの年間所得は約1000ドル(約9万円)程度なので、当選金は大金だ。

 同紙によると、男性の自宅に人びとが殺到、男性は当選した大金を集まった人に配ろうとしていたため、近隣住民と地元当局者が仲裁に入り、残金を銀行に入金させたという。

 地元当局者によると、男性の親族や親族と名乗る人びとが自宅周辺に大勢集まり、男性に金を無心したため、地元当局が介入して秩序回復に努めたという。

 また、ベトナム共産党の翼賛組織、ベトナム祖国戦線(Fatherland Front)の関係者によると、男性と病気の妻の2人は貧困ライン以下の生活をしており、当局から特別な資金援助を受けていた。関係者は、「男性が落ち着くまで数週間待ち、その後で金をどうしたいのか聞くつもりだ」と語った。(c)AFP