【9月14日 AFP】(写真追加)これまでに22回の結婚をしたマレーシアの107歳の女性が、現在の夫はドラッグ中毒なうえ、若い女性のもとに走ってしまいそうだと心配し、新たな夫を探していると報じられた。

  ウック・クンドール(Wook Kundor)さん(107)は4年前、70歳の年の差を乗り越えて、ムハマド・ノル・チェ・ムサ(Muhammad Noor Che Musa)さん(37)と、マレーシア北部トレンガヌ(Terengganu)州のクアラトレンガヌ(Kuala Terengganu)で結婚。結婚式の写真は現地各紙を飾り、カップルは一躍有名になった。

 しかし、夫のムハマドさんは現在、首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)で薬物中毒の更正プログラムを受けており、この治療が終われば自分の元からは去ってしまうだろうと、現地紙スター(Star)にウックさんは語った。

「最近不安がこみ上げてくるんです」。イスラム教信者のウックさんはスカーフを巻き、しわだらけになって笑う自分の写真を同紙に見せながら、「わたしは年老いた女なんだって気づいたの。人に魅力を感じさせる体も若さもないのよ」と話した。「再婚したいというのは、ひとりきりのわびしい気持ちを味わいたくないから。それだけなのよ」。

 そして、次週迎えるイスラム教のラマダン(断食月)明けの祭りイード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)を、そばに夫がいないまま迎えるのは寂しいとも語った。近所の人がクアラルンプールまで車で連れて行ってくれれば、イード・アル・フィトルの2日目にムハマドさんに会いにいきたいと言う。

 もとはウックさんの家に間借りしていたムハマドさんは以前、2人が恋に落ちたのは「神の意志だ」と述べたことがある。(c)AFP