【1月24日 AFP】英国では、結婚を選ばない人が増えており、結婚しているカップルは2010年までに少数派になってしまう――。英メディアが23日、英統計局(Office for National StatisticsONS)による世帯調査の結果を基に報じた。

 ONSによると、結婚の登録をしている人の割合は、1998年は59%だったのに対し、2007年は51%だったという。

 英デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)紙は、結婚が減少傾向になっている背景の1つとして、景気の減速があるとしている。同紙は、カップルたちは経済的に厳しい状況におかれ、一般的には多額の費用を必要とする結婚式を延期していると指摘している。

 世帯調査からは、カップルたちが結婚せずに同居することを選ぶことが多い傾向にあることも明らかになった。交際相手の男性と一緒に暮らしている未婚女性の割合は、1979-2007年の間で3倍に拡大したという。また、結婚していない女性のうち約半数に子どもがいるという。(c)AFP