【12月16日 AFP】15日のロシア各紙は、南アフリカ・ヨハネスブルク(Johannesburg)で前週開催された「ミス・ワールド2008(Miss World 2008)」でロシア人のクセニヤ・スヒノワ(Ksenya Sukhinova)さん(21)が栄冠に輝いたことを受け、「ロシア人女性が世界で最も美しいという周知の事実が改めて実証された」と、大いにご満悦だ。

 コムソモリスカヤ・プラウダ(Komsomolskaya Pravda)紙は「ロシアン・ガールが世界で最も美しいという事実を誰が否定できるだろうか」と題する論説を掲載。ライバル紙のMoskovsky Komsomolets紙は、「ロシアン・ガールは世界一美しいと思っている読者は66%」というネットによる調査結果を発表した。

 優勝したスヒノワさんは、北西シベリアのチュメニ(Tyumen)出身の、サイバネティクスを学ぶ大学生。大会には109人の各国代表が参加し、南アフリカで約1か月にわたりサファリ旅行などのコンテストが繰り広げられた。

 Moskovsky Komsomolets紙は、授賞の翌日、ヨハネスブルク(Johannesburg)のホテルの部屋にスヒノワさんを訪ね、「眠れる美女を起こし(同紙)」てインタビューを行った。スヒノワさんは大会が終わったことへの安堵感を口にし、「早く家に帰りたい。早く雪が見たいわ」と話した。優勝の秘密については、「わたしのスマイルと自信かしらね」とほほ笑んだ。

 ベッドサイドのテーブルには、光り輝く王冠が。「これ、重いのだけど、すごくかぶり心地がいいの。脱ぎたくないと思ったほどよ」

 スヒノワさんは、来年の大会までの1年間、イベント参加など、ミス・ワールドとしての多忙な日々を送ることになる。ロシア各紙は、スヒノワさんはこれから忙しくなるため、「チャーミングなプリンス」の魅力にいちころになる暇もないだろう、と勝手な憶測をたてている。(c)AFP