関連情報和歌山のネコ駅長「たま」
和歌山電鉄(Wakayama Electric Railway)貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)で、駅長帽をかぶり改札台に座る9歳の雌の三毛猫「たま」(2008年5月22日撮影)。(c)AFP/Toru YAMANAKA
【10月5日 AFP】世界的な金融危機で日本の経済の先行きにも暗雲が立ちこめる中、1匹のネコが和歌山県の小さな街に十億円を超える経済効果をもたらしている。
三毛猫の「たま」は、生まれ育った和歌山電鐵(Wakayama Electric Railway)貴志川線(Kishigawa Line)の無人駅、貴志(Kishi)駅の駅長を務める。経済効果はたま駅長の魅力のたまものだ。駅帽をかぶったたまが駅を見回る様子をひと目見ようと、全国から大勢の観光客が貴志駅のある紀の川(Kinokawa)市に押し寄せているのだ。
たまが駅長に就任した昨年1月以来、貴志川線の利用客数は通常見込まれる人数を5万5000人も上回った。前週発表された調査結果によると、たまによる2007年の経済効果は11億円に上った。
関西大大学院会計研究科の宮本勝浩(Katsuhiro Miyamoto)教授は、たまの写真集やそのほかの「たまグッズ」の経済効果も大きいという。たまの給料は「エサ」の形で支払われているのに対し、テレビで取り上げられたことなどによる広報効果は2億8000万円相当とされ、費用対効果は非常に大きい。
もともと野良猫として生まれたたまは、清掃スタッフに拾われた後、駅の隣にある売店「小山商店」で育てられた。経費削減のため貴志駅は2006年4月に無人化されたが、たまは駅から離れなかった。和歌山電鐵は2007年1月、たまを「スーパー駅長」に昇格させ、以後全国的な人気者となった。(c)AFP
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