【7月10日 AFP】年間700万人が訪れるパリ(Paris)のエッフェル塔(Eiffel Tower)に、団体向け前売り入場券のオンライン販売システムが導入されることが9日明らかになった。関係者は入場券売り場での長い行列や最大2時間に達する待ち時間の解消に期待している。

 このオンライン発券システムは2015年完了予定の改修計画の一環として、エッフェル塔完成120周年の2009年に導入される予定。エッフェル塔の3階にはシャンパンバーを作り、観光客向けのショップも充実させる計画だ。

 改修により学校の団体や身体障害者、現在はそして来場者の2%程度に過ぎないパリ市民の来場者を増やすことを目指している。
 
 1889年にパリで行われた万国博覧会のためにギュスターヴ・エッフェル(Gustave Eiffel)が設計したエッフェル塔。建設当時はパリジャンから「目障りだ」と不興を買った。20年後に取り壊される予定だったが、その後は電波塔として、そしてパリのランドマークとして立ち続けてきた。(c)AFP