【5月11日 AFP】英国のウィリアム王子(Prince William)が、英国海軍に参加してカリブ海で麻薬密売の取り締まり任務に就く予定だと、デーリー・ミラー(Daily Mirror)紙が7日報じた。

 王子は、英国空軍の4か月集中訓練を受けたのちに、6月から海軍での訓練にも参加するとみられていた。

 だが国防省は、この報道を否定。「将来の作戦や要員に関する情報はいちいち開示しない。王子の作戦参加が正式に決まったら発表する」としている。
 
 トリニダード・トバゴ周辺の海域は、北米、南米、欧州間の麻薬密売ルートの中継点になっており、英国海軍は海域の取り締まりを定期的に行っている。

 王子は前月、いとこの結婚前夜パーティーに軍用ヘリコプターで出かけたことや、交際相手のケイト・ミドルトン(Kate Middleton)さんの自宅近くにヘリコプターを着陸させたことが報道された。4月28日にはアフガニスタン南部カンダハル(Kandahar)に駐留する英空軍部隊を極秘に訪問したが、広報活動だとの批判もでている。(c)AFP