【3月27日 AFP】4月にニューヨークで競売に掛けられる、仏大統領夫人カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)さんのモデル時代のヌード写真を撮影した写真家が26日、夫人のヌード写真をほかにも所有していることを明らかにした。

 ブルーニさんがニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領とともに2日間の日程で英国公式訪問を開始したこの日、英各紙がブルーニさんの正面を向いたモノクロの全裸写真を掲載。この写真は1993年に撮影されたもので、4月10日にニューヨーク(New York)で開催されるクリスティーズ(Christie's)のオークションに出品される。

 写真を撮った写真家のミッシェル・コント(Michel Comte)氏はスイスのル・マタン(Le Matin)紙に、「カーラのもっと露骨なヌード写真を持っている」と語った。ただ、その写真を売るつもりはないという。

 コント氏によれば、ブルーニさんと組んで仕事をした10年間で数千枚の写真を撮影。今回公開されたヌード写真は、ヴォーグ(Vogue)誌の撮影で撮ったものだという。「贈り物として誰かにあげたのかもしれないが、この写真がどのような経緯でオークションに出品されることになったかは分からない」と述べている。

 4000ドル(約40万円)とされている予想落札額については、「低めだと思う」とコメント。さらに「お金が欲しいんじゃない。それがわたしの信念だ」と語り、以前英サン(Sun)紙が、あるセレブの写真を100万ポンド以上で譲ってくれと持ちかけてきたときも断ったというエピソードも披露した。

 4月10日のオークションにはほかに、ヘルムート・ニュートン(Helmut Newton)、ハーブ・リッツ(Herb Ritts)、リチャード・アベドン(Richard Avedon)、レニ・リーフェンシュタール(Leni Riefenstahl)などが撮影した写真が出品され、その中にはモデルのケイト・モス(Kate Moss)やナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)の写真も含まれているという。(c)AFP