【2月24日 AFP】韓国のソウル(Seoul)から50キロ南の水原(Suwon)の裁判所はこのほど、兵役による「ストレス」で脱毛症になったとする男性(26)の訴えを認め、国に補償金の支払いを命じる判決を下した。聯合(Yonhap)ニュースが24日報じた。

 報道によると男性は2002年12月に入隊、2004年7月から髪の毛が抜け始めた。男性は脱毛症が悪化したのは訓練のためだとし、政府に補償を求めていた。男性は2005年1月に除隊している。

 当局は、前例がなく兵役との関連性が認められないとして男性への補償を拒否したため、男性は訴訟を起こしていた。

 裁判官は「抜け毛が従軍中に始まったことなどさまざまな点を考慮すると、脱毛症は軍隊生活における訓練や任務のストレスによるもの」とした。男性には毎月の生活費や社会保険などが支給される。(c)AFP