【9月23日 AFP】韓国の最新ヒット映画『D-War』のシム・ヒョンレ(Shim Hyung-Rae)監督が22日、10月に開催予定の南北首脳会談に言及し、映画好きで知られる金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記へ同映画のフィルムを贈呈する意向を明らかにした。

 ヒョンレ監督は、「この映画を北朝鮮に贈りたい。ただ、金総書記はこれを独り占めするのではなく、子どもたちにも見せてあげてほしい」と語った。新聞報道によれば、韓国政府は最新式のホームシアターと韓国のヒット映画のDVDを金総書記へ贈呈することを検討中だという。

 『D-War(英題:Dragon Wars)』は韓国での封切り以来、これまでに800万人以上の観客を動員している。米国でも公開され、「粗雑な脚本、空虚な演技、だらけたストーリー展開」などとの批判もあり、話題を集めている。
 
 金総書記は洋画を2万本も所有する映画好きで知られており、また個人的にも、革命の英雄を描いたものなど数本の映画を撮っているとみられている。(c)AFP