【9月2日 AFP】英国南部ブライトン(Brighton)で1日、スタイリッシュな「あごひげ」や「口ひげ」を競うコンテスト「The World Beard and Moustache Championships 2007」が開催され、奇抜な「ヘアスタイル」をしたひげ自慢が世界中から集結した。

 同コンテストは隔年開催で、今回は英国をはじめ、ドイツ、米国など多数の国々から約250人が出場。参加者らは「口ひげ部門」「部分的あごひげ部門」「全体的あごひげ部門」の3部門に分かれて自慢のひげを競った。

 各部門はさらに複数の分野に区分されている。「口ひげ部門」は、「Natural(自然)」「English(英国風)」「Dali(ダリ風)」「Imperial(皇帝風)」「Hungarian(ハンガリー風)」「Freestyle(フリースタイル)」に分かれ、「部分的あごひげ部門」は、「Natural Goatee(自然なヤギひげ)」「Chinese(中国風)」「Musketeer(銃兵風)」「Imperial(皇帝風)」「Freestyle(フリースタイル)」「Sideburns Freestyle(もみあげフリースタイル)」に分かれている。

 一方、「全体的あごひげ部門」の出場者らは、「Verdi(ヴェルディ風)」「Garibaldi(ガリバルディ風)」「Natural Full(ナチュラル・フル)」「Natural Full with Styled Moustache(スタイリングされた口ひげを伴うナチュラル・フル)」「Freestyle(フリースタイル)」に分かれて、ひげを披露した。

 コンテスト主催団体のSteve Parsons氏は英国放送協会(BBC) に対し、「最も見ごたえがあるのは、おそらくあごひげのフリースタイルでしょう。その名が示すとおり基本的にフリースタイルですから、出場者は好きなようにスタイリングできます。例えば、ベルリン(Berlin)で開催された前回のコンテストでは、ある出場者があごひげをブランデンブルク門(Brandenburg Gate)の形状にスタイリングし、馬や旗などすべてをひげで再現していました」と語っている。

 今回のコンテストへは、ワックスを使用して、あごひげをブライトン・ピア(Brighton Pier、ピアは桟橋の意)の形にした男性が参加していた。

 「The World Beard and Moustache Championships」は、ひげの成長やデザイン、プレゼンテーションといった面に優れた作品を称え促進することも目的としている。

 次回コンテストは、2009年に米アラスカ(Alaska)州アンカレジ(Anchorage)で開催される。(c)AFP