【8月22日 AFP】韓国国家統計庁が21日に発表した統計で、2006年の出生数が6年ぶりに増加に転じたとことが明らかになった。

 同庁の2006年度最終報告によると、出生数は45万1514人で05年より1万3452人増え、2000年以来初めての増加となった。

 1人の女性が生涯に産む子供の数(合計特殊出生率)は、過去最低を記録した05年の1.08から1.13に上昇。同庁は、結婚数が増えたことが原因の1つと見ている。

 政府は、家族計画を推進してきたものの、ここ最近は少子高齢化が進み、危機感を強めている。労働人口の減少と年金制度の負担増が、韓国経済に深刻な影響を及ぼすと見られるためだ。

 2006年、政府は計18兆9000億ウォン(約2兆3000億円)を投じて、2010年までに保育園を増設し、保護者に子育て支援助成金を提供する計画を発表している。

 また、同庁の2007年1-7月期の統計によると、出生数は前年比5.1%増の23万8817人に達している。(c)AFP