【8月16日 AFP】妻運び選手権や携帯電話投げ選手権など一風変わった大会を開催することで知られるフィンランドで、カラオケの世界最長記録が更新された。イベントの主催者が15日に発表した。

 ギネスブック(Guinness Book of World Records)に認められていたこれまでの最長記録は、中国が保持していた145時間。この記録が、フィンランド南部の人口3万人の小都市コウボラ(Kouvola)で14日、塗り替えられた。

 240時間歌い続けることを目指して15日現在もこの挑戦は続けられており、試みが成功すれば19日に達成される予定だ。フィンランド全土から集まった参加者が交互にマイクを握って歌う様子は、www.karaokeclubkouvola.netで生中継されている。

 フィンランドでは前年、世界最大のカラオケ・ショーの記録も達成されている。このイベントでは、ロックバンド「ローディー(Lordi)」のファン8万人が首都ヘルシンキ(Helsinki)に集まり、同ロックバンドの全曲を合唱した。ローディーは、2006年度のユーロビジョン・ソング・コンテスト(Eurovision Song Contest)の優勝者。

 カラオケはフィンランド国内で大人気となっている。タクシーにも装備され、乗客はカラオケを歌いながら目的地に向かうことができるという。(c)AFP