【4月3日 AFP】中国東部・江蘇(Jiangsu)省の保健当局は2日、新たに4人が鳥インフルエンザ(H7N9型)に感染したことを確認したと発表した。中国国内の感染者はこれで7人となった。

 新たに感染が確認されたのは、それぞれ違う都市に住む女性3人と男性1人で、4人の間の関連性は今のところ確認されていない。うち1人は南京(Nanjing)市で家禽の食肉処理に携わっていたが、残る3人にはこのような形での家禽との接触はなかった。

 中国当局は3月31日、他の地域で3人の感染が確認され、うち2人(87歳と27歳)が上海(Shanghai)市内で3月上旬に死亡していたと発表。H7N9型ウイルスのヒト感染が確認されたのはこれが初めてだった。上海市当局は2日、この新型ウイルスの感染拡大を防ぐため、患者の隔離などの対策を強化すると発表した。(c)AFP/Bill Savadove