【5月4日 Relaxnews】英慈善団体「マクミランがんサポート(Macmillan Cancer Support)」が今週発表した調査結果によれば、英国人女性の5人に1人は夏季休暇中に日焼け止めを使用しないという。

 1500人を対象に行われたこの調査では、日焼け止めの値段が高すぎる、効果が無い、使用しなくても日焼けしないなどの理由により回答者の22%が日焼け止めをしないと答えた。だが回答者の79%は過去に過度の日焼けを経験しているという。

 マクミランがんサポートのキャロル・グッドマン(Carol Goodman)氏は、「年に1度の夏季休暇を国外で過ごす計画を立てている人が多い中、英国人女性の4分の1近くが日焼け止めローションを使用せず、自らを皮膚がんのリスクにさらしている」として懸念を表明している。「(英国で)毎年2500人以上が皮膚がんにより命を落としている。これは深刻な問題だ」

 同団体のアドバイスでは、太陽の下に出る30分前に日焼け止めクリームを塗り、少したって肌に染み込んだところでもう一度塗るのが良いとされている。その後は1時間ごとに塗りなおせば、商品に記載されているSPF(紫外線防御指数)の効果を確実に得ることができるという。

 だが最も確実な日焼け防止策は、日陰に留まったり体を服で覆うことだとグッドマン氏は付け加えている。水面は鏡の役割を果たして太陽光を照り返すため、水泳やセーリング、水上スキーなどのマリンスポーツ愛好者は、帽子や肌を守る衣服を着用することが特に重要だという。(c)Relaxnews/AFPBB News