【6月23日 AFP】香港(Hong Kong)衛生当局は23日、21日に死亡した男児(5)の死因について、感染症の猩紅(しょうこう)熱だったと発表した。香港では既に500人が猩紅熱を発症しており、死者は5月の女児(7)に続いて2人目。中国本土では感染者数が9000人以上に上っているという。

 猩紅熱は主に2~8歳の子どもがかかる感染症。当局によると、今回死亡した男児の7歳と13歳の2人の兄についても猩紅熱の検査を行っている。

 香港大学(University of Hong Kong)の研究者は、今回の流行の原因となった病原菌は過去に流行した際のものよりも感染力が強い可能性があり、一般的に治療に使われている抗生剤に耐性を持っている恐れもあると話している。(c)AFP