【2月3日 AFP】米ニューヨーク(New York)市議会は2日、市内の公園、ビーチ、歩行者専用区域での喫煙を禁止する法案を賛成多数で可決した。マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長が法案に署名してから3か月後に発効する。

 禁煙区域にはタイムズスクエア(Times Square)も含まれ、違反者には50ドル(約4000円)の罰金が科される。市長は「今年の夏、公園やビーチで憩うニューヨーカーはきれいな空気を吸い、吸い殻が転がっていない地面に座ることができる」と喜びの会見を行った。 

 同市では既に9年前からレストランやバーでの喫煙が禁じられている。市長によると、この9年間の禁煙推進運動により、喫煙者が35万人以上減少し、市民の寿命が2002年時点より19か月延びるなどの好影響が出ているという。(c)AFP