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ベンゾジアゼピン系薬依存症の仕組みを解明、英科学誌

  • 2010年02月13日 22:52 発信地:パリ/フランス
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米ハーバード大医学部(Harvard Medical School)などの研究に用いられたマウス(2006年11月2日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/National Institute on Aging

【2月13日 AFP】バリウム(Valium)に代表されるベンゾジアゼピン系治療薬を処方された患者がこうした薬に依存しがちとなる仕組みを解明したスイスの科学者らによる研究結果が10日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。研究結果は依存症状を引き起こさずに病状を和らげる新薬の開発につながると期待されている。

 ヘロイン、アヘン、カンナビノイドなどの麻薬は常習化しやすいが、これは神経回路が神経伝達物質ドーパミンによって活性化されるからだ。

 向精神薬のバリウムやリブリウム(Librium)、パニック障害治療薬ザナックス(Xanax)、睡眠導入薬アンビエン(Ambien)などのベンゾジアゼピン系治療薬もドーパミンを刺激することが分かっているが、その仕組みは判明していなかった。

 この仕組みをスイス・ジュネーブ大学(University of Geneva)のクリスチャン・リュッシャー(Christian Luscher)氏らの研究チームは、マウスを用いた一連の実験で解明した。
 
 研究結果によると、ベンゾジアゼピンによってガンマアミノ酪酸(GABA、ギャバ)と呼ばれる神経伝達物質のスイッチが入り、ドーパミン濃度が上昇し、依存症を引き起こしていた。

 ベンゾジアゼピン系治療薬の仕組みが解明したことにより、同じ治療効果を持ちながら依存性がない新治療薬が開発される可能性もでてきた。  

 サウスカロライナ医科大学(Medical University of South Carolina)の科学者らも「分子レベルでベンゾジアゼピン依存症の仕組みを初めて解明した、向精神薬の分野における画期的な研究」との賛辞をネイチャー誌に寄せている。(c)AFP

1日2回更新本日の必読記事:2月13日  午前版

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