【1月25日 AFP】中国で08年に粉ミルクにおける汚染が大問題となり、乳幼児6人の死亡事故も発生した有害化学物質メラミンを含む食品を、中国の3企業が販売していたことが明らかになった。国営メディアが25日報じた。

 国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、中国南西部・貴州(Guizhou)省当局が、アイスキャンデーなど複数の食品で許容量を超えるメラミンを確認した。当局者は今回の食品に、08年の事件でいったんリコールされたものの市場に逆戻りした汚染ミルクがあり、それが使用されたのではないかとみている。

 同紙によると、今回メラミンに汚染した食品を販売していた3社はともに、卸売業者から購入した原料の粉ミルクが原因だと、自社の過失を否認している。

 08年に大きな社会問題として発覚したメラミン汚染は、粉ミルクのたんぱく質含有量を高く見せかけるために食品企業らが粉ミルクにメラミンを添加したことが発端で、汚染は粉ミルクを原料とする食品などにも拡大し、乳幼児6人が死亡、中国全土で約30万人の健康被害が明らかになった。

 中国国外でもメラミン汚染は問題視され、中国製乳製品を含む食品の多くが世界中の食品売り場から消えた。一連の事件ではこれまでに21人が有罪判決を下され、うち2人の死刑はすでに執行された。残る19人は終身刑を最高とする禁固刑を言い渡されている。(c)AFP