【5月18日 AFP】日本で確認された新型インフルエンザの感染者数は18日未明までに93人になった。

 感染者の大半は神戸市、大阪市とその周辺で見つかっている。当局は1000を超える学校や保育園などを18日から休校することを決めた。

 日本では今月上旬、カナダから米国を経由して帰国した高校生3人と教員1人の計4人の感染が確認されたが、その後空港での検疫を強化し、15日まで国内感染者はこの4人にとどまっていた。

 しかし海外渡航歴のない神戸市の高校生(17)が国内で感染した初のケースとして確認された16日以降、神戸と大阪府で感染者が急増した。17日夜、兵庫県の担当者はAFPの取材に対し同県で53人の感染が確認されたと話した。大阪で確認された36人と合わせてこの時点での国内の感染者合計は最初の4人を含む93人になった。

 世界保健機関(World Health OrganizationWHO)が発表した日本時間17日午後3時現在の情報によると、世界の感染者は39か国で8500人近くに上っている。この数字にはこの週末新たに確認されたトルコ、インド、香港(Hong Kong)、英国、チリの感染者数は含まれていない。また死亡者は世界で70人を超えた。(c)AFP/Shingo Ito