【3月25日 AFP】世界保健機関(World Health OrganisationWHO)は23日、コレラが大流行しているジンバブエについて、新規感染者数や死亡率が減少し続けていることを明らかにし、同国でのコレラ感染の勢いが急速に緩和しているとの見解を示した。

 WHOによる最新の統計によると、3月14日に終わる週の新規感染者数は、その前の週の3812人に対し、2076人にとどまった。2月には1週間の新規感染者数が8000人に上る週もあった。また、死亡率もピークだった1月の約6%から、3月中旬には2.3%にまで減少している。

 コレラ感染者数について、ジンバブエ国内のほぼすべての州では減少しているが、首都ハラレ(Harare)やその郊外では再び増加しているという。WHOは、「こうした地域では、コレラの大流行が再発する危険性が存在している」と警告している。

 2008年8月にコレラの流行が始まって以来、感染者は17日までに9万1164人に上っており、うち4037人が死亡している。(c)AFP