【12月12日 AFP】香港(Hong Kong)当局は11日、養鶏場で検出された鳥インフルエンザウイルスが、強毒性の高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)だったことを確認した。香港の養鶏場で感染が確認されたのはおよそ6年ぶり。

 香港の漁農自然保護署報道官はAFPに「11日午後にウイルスがH5N1型であることを特定した」と語った。

 当局は9日、中国との境界近くの養鶏場で鳥インフルエンザが検出され、今週中に9万羽以上の処分を命じたと発表していた。

 初期検査でウイルスはH5型であることが分かっていたが、11日に発表された追加検査でH5N1ウイルスであることが特定された。当局はこれまでのところ検査を実施したほかの養鶏場では陽性反応は確認されていないと述べた。

 世界保健機関(World Health OrganizationWHO)は11日、動向を注視すると発表した。(c)AFP/Polly Hui