【6月5日 AFP】アルコールを飲む人は、飲まない人に比べて、関節リウマチになりにくい。スウェーデン・ストックホルム(Stockholm)のカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)環境医学研究部門が4日、このような研究結果を発表した。

 研究によると、アルコールを適度にたしなむ人は、アルコールを飲まない、またはたまに飲む人に比べ、関節リウマチになる確率が40-45%低かった。そして、アルコールをよく飲む人では50-55%も低くなったという。

 最も驚くべき結果は、遺伝子的に関節リウマチになりやすいと思われていた喫煙者が飲酒している場合、関節リウマチになる確率が格段に低くなるということだった。
 
 先進国では、関節リウマチ患者は人口の0.5から1%を占めているとの統計がある。

 研究の詳細は、英国医師会(British Medical Association)の専門誌「Annals of the Rheumatic Diseases」に掲載されている。(c)AFP