【4月3日 AFP】厚生労働省は1日、体細胞クローン技術で生まれた牛や豚から取れる肉や乳製品の安全性について、内閣府の食品安全委員会に諮問した。

 厚労省は食品安全委に対し、クローン技術で作った牛や豚の製品の流通について、現行規制の撤廃が適当かどうか最終評価を求めた。評価期間については明らかにされていない。

 厚労省のこの動きは、国内外の研究機関が相次いで、クローン技術で作った動物は従来の方法で交配された動物と同様に安全と報告していることを受けたもの。

 一方、農林水産省によると、同省所管の独立行政法人、農業・食品産業技術総合研究機構傘下の畜産草地研究所(National Institute of Livestock and Grassland Science)も、同様の調査結果をまとめているという。(c)AFP